なぜ、ライトノベル読者がキャラノベを読まないと考えたのか?
わかる。わかるけど、ライトノベル読者が少女小説やキャラノベを読まないのと同じように、ヤングアダルト小説との間にも“断絶の壁”と言ってもよいものが存在しているので、相当“売り方”を工夫しないといけないかも。 https://t.co/poSlS7CUPt
— 藤堂志摩子提督 (@eternalsisters) 2018年6月24日
このツイートに対し手厳しいツッコミをもらいましたが、私の中の認識の齟齬として、まず私は、引用リツイートにおけるライトノベル=電撃文庫やMF文庫Jなど男性向けライトノベルという考えていました。そして、キャラノベ(ウィキペディア上ではライト文芸)の読者に女性の読者が多い(3年前のデータでは7割女性と言われていたが、現在はもっと低いかもしれない)ことも踏まえた上で、ライトノベルの読者とキャラノベの読者の間には隔たりがあると考えたのです。
わかりやすく具体的に言うならば、石踏一榮先生の『ハイスクールD×D』と椎名蓮月先生の『あやかし屋敷で夕食を』を一緒に書店のレジに持っていく人がどれだけいるのか、という話です。
もちろん、読書の嗜好には個人差があることも理解しています。事実、私がそうなのですから。
まあ、私は、ジャンルのこだわりがない人間なので、ライトノベルだろうが少女小説だろうが、キャラノベだろうが、ボカロ小説だろうが、ヤングアダルト小説だろうが、児童小説だろうが、“自分の勘”が面白そうだと囁いた小説ならなんでも読むけどね……。
— 藤堂志摩子提督 (@eternalsisters) 2018年6月24日
私が生まれて初めて自分で買った小説が、中学生の頃に読んだ水野良先生の「ロードス島戦記」なんだけど、その時に小説の魅力に開眼し、とにかくなんでも読んだ。「ガンダム」のノベライズや竹河聖先生の「風の大陸」、折原みと先生の「アナトゥール星伝」など少女小説読んだりとにかく節操なく。
— 藤堂志摩子提督 (@eternalsisters) 2018年6月26日
しかし、私のような読者は、一般的に珍しいと思っています。
ちなみにキャラノベをライトノベルのサブジャンルという風には考えていないです。私は、キャラノベを一般文芸の延長線上にライトノベル的な要素を付加させたもの、と解釈しています。
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