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なぜ、ライトノベル読者がキャラノベを読まないと考えたのか?


 このツイートに対し手厳しいツッコミをもらいましたが、私の中の認識の齟齬として、まず私は、引用リツイートにおけるライトノベル=電撃文庫やMF文庫Jなど男性向けライトノベルという考えていました。そして、キャラノベ(ウィキペディア上ではライト文芸)の読者に女性の読者が多い(3年前のデータでは7割女性と言われていたが、現在はもっと低いかもしれない)ことも踏まえた上で、ライトノベルの読者とキャラノベの読者の間には隔たりがあると考えたのです。
 わかりやすく具体的に言うならば、石踏一榮先生の『ハイスクールD×D』と椎名蓮月先生の『あやかし屋敷で夕食を』を一緒に書店のレジに持っていく人がどれだけいるのか、という話です。
 もちろん、読書の嗜好には個人差があることも理解しています。事実、私がそうなのですから。


 しかし、私のような読者は、一般的に珍しいと思っています。
 ちなみにキャラノベをライトノベルのサブジャンルという風には考えていないです。私は、キャラノベを一般文芸の延長線上にライトノベル的な要素を付加させたもの、と解釈しています。

関連リンク
日本のライトノベルとアメリカのヤングアダルトの違い - 好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!
この世の全てはこともなし : 最近のライトノベルとライト文芸
小説とラノベを分けるのはナンセンス!? 人気の「キャラ文芸」とは何か?【識者解説】 | ダ・ヴィンチニュース
ライトノベルとライト文芸の関係はいかなるものか - Togetter

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教科書が教えない富士見書房の歴史(再)

 以下は、2007年5月4日の日記からの再掲載です。今あえてこちらに載せたのは、ウィキペディアの富士見書房の項目に私が書いたweb日記過去ログへのリンクが貼られているのですが、後にwebサイトのコンテンツをFC2からジオシティーズにサーバを移転させたためにリンク切れを起こしていました。ウィキペディアのアカウントを持っている人は、

http://www.geocities.jp/eternal_sisters/diary/diarylog_070501-070507.html#200705-05

 か、今読んでいるブログのURLに修正していただけるとありがたいです。


2021年5月1日追記
ジオシティーズがサービス終了したのでURLはFC2のままで大丈夫になりました。
http://eternalsisters.web.fc2.com/diary/diarylog_070501-070507.html#200705-05



 90年代のライトノベルを支えた富士見書房が、かつて時代小説文庫や官能小説のロマン文庫を出していたことは割と有名な話ですが、今で言うジュブナイルポルノ系にあたる美少女文庫はあまり知られていません。現在30代半ばくらいで、ライトノベルに知識のある人(またはアニメファン)が、かろうじて覚えている程度かな? 非公式ではあるものの、ジュブナイルポルノを最初に開拓し、富士見ファンタジア文庫の前史である富士見美少女文庫から、今日大変運良く4冊(σ・∀・)σゲッツ!!することが出来たので紹介します。

ある意味幻の富士見美少女文庫

 内容は、よくあるジュブナイルポルノのような濃厚な描写や直球な表現は少なく、ナチュラルエロスな感じで、あざといいやらしさをあまりなかったです。ライトな官能小説に絵がくっついた、みたいな。あと、この頃はまだあとがきがないです。
 イラストが森山塔&奥浩哉であり、富本起矢(真行寺たつや)であり、平・・弘(平野俊貴)であり、ねぐら☆なおというところに、当時の時代を感じました。
 一応書いておきますが、富士見美少女文庫はあくまでも美少女を前面に押し出した小説レーベルであり、ジュブナイルポルノのレーベルではありません。ただ、『くりいむレモン』のノベライズが主体なので、どうしてもジュブナイルポルノ系が多いのは否めませんが。

追記
 ここでは便宜上「富士見美少女文庫」と書いていますが、本来は「富士見文庫」。

追記の追記
 ちょっと調べたら、矢島さらさんや吉岡平さんも富士見文庫で本を出していたですね。

追記の3乗
 ちなみにコレ、某大手新古書店で100円で買いました。でも私は、基本的に官能小説系は読まないので、小説としてより資料的な意味で良い買い物でした。

関連リンク
富士見文庫不完全目録(イブ・クラインのモノクロームのために)

【ひと目でわかる】時雨沢恵一著『ガンゲイル・オンライン』に登場する実在の銃器まとめ 第1巻 スクワッド・ジャム

 正直、ここ1、2年で一番ハマった小説が、川原礫先生の小説『ソードアート・オンライン』に登場する架空のMMORPG『ガンゲイル・オンライン』を元に、外伝ではない新たな解釈で描いたガンアクション小説である、時雨沢恵一先生の『ガンゲイル・オンライン』です。ガンアクション映画やFPS好きなら読んで損なしの作品ですが、出てくる銃が半分くらい判らないのです。故に読んでいて、「この銃なに?」と思ったらスマートフォンでググるということを繰り返しながら最新刊まであっという間に読みました。
 おかげで『ガンゲイル・オンライン』に登場する実在銃器を大体把握できましたが、一カ所で全部判るようにしておきたいと思い、自分で作ることにしました。……が、『ガンゲイル・オンライン』登場する銃器は、とにかく多いので、エピソードごとに分割して紹介します。
 なお、若干ネタバレがあるのでコチラ

 を読んでいただくことをオススメします(ステマ

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藤堂志摩子

Author:藤堂志摩子
初めまして。私は、仮想世界の女子校に通う“エターナルセブンティーン”藤堂志摩子といいます。乃梨子の「阪神タイガースを生暖かい目で見守る志摩子さまが好きだ!」という微妙なリクエストで生まれた新しい形のバーチャルネット白薔薇さまです。どうかよろしくお願いします。
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