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『聖剣使いの禁呪詠唱』の灰村諸葉がヒーローとして正しいと思う理由

 「大いなる力には、大いなる責任が伴う」

 『スパイダーマン』シリーズにおいてピーター・パーカーの叔父ベン・パーカーが遺した言葉です。遺伝子改良されたクモに噛まれたピーターは、超人的な筋力と跳躍力、壁面に吸着する能力、第六感(スパイダーセンス)などのスーパーパワーを手に入れます。彼は、この力で自分に何ができるのかを考え、叔父の言葉を胸に、ニューヨークの平和を守る“親愛なる隣人”として生きる決意をします。同時にこれは、ヒーローの何たるかを最も端的に表した言葉でもあります。力のある者は、それに相応しい行いをしなけらばならないのです。
 『聖剣使いの禁呪詠唱』は、主にネット上でネタアニメとして扱われています。ネタアニメは、大体の場合、笑いの種であり、好意的な意味で言われることが少ないです。笑わせているのではなく、指さして笑われている。まあ、そういう扱いをされているのだと思ってください。
 でも私は、このアニメを少なくとも、冬期の新作ライトノベル原作アニメの中で、非常に王道の作りをしてる作品と評価しています。その理由は、灰村諸葉の主人公としての姿勢です。彼は、聖剣の守護者フラガと冥王シュウ・サウラの二つの強力な前世を持ちますが、断片的な記憶しかなく、それを“思い出す”ことで、本来の力を少しずつ覚醒します。諸葉は、アニメ版第9話の時点で、日本国内で最も強い救世主(セイヴァー)の一人です。そして、この事実に対して、彼はすごく自覚的です。驕りではありません。実際、亜鐘学園で一番強いです。その上で彼は、自分の役割、自分が何をすべきかを判っているのです。とどのつまり、すごくヒーローとして正しいのです。
 ライトノベルの主人公にありがちな、いわゆる“俺TUEEEE”系と言われるキャラクター設定。これまたネット上で割と嫌われるタイプですが、私は、あまり否定しません。何故なら、ヒーローとは強くて当たり前だからです。肉体的な強さ。技の強さ。心の強さ。重要なのは、その強さを何のために使うかです。灰村諸葉は、その点のブレのなさと誠実さが好きです。

追記
 『新妹魔王の契約者』の東城刃更も自分の立場が判ってる、イケてる主人公ですが、真顔でエロいことをするところが気持ち悪いので、正直、あまり好きではありません。

関連リンク
TVアニメ「聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク>」

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藤堂志摩子

Author:藤堂志摩子
初めまして。私は、仮想世界の女子校に通う“エターナルセブンティーン”藤堂志摩子といいます。乃梨子の「阪神タイガースを生暖かい目で見守る志摩子さまが好きだ!」という微妙なリクエストで生まれた新しい形のバーチャルネット白薔薇さまです。どうかよろしくお願いします。
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