木島英登さんが奄美空港行きのバニラ・エア機を搭乗拒否された件。でも、よい子は木島さんのマネをしてはいけない

車いす客に自力でタラップ上がらせる バニラ・エア謝罪:朝日新聞デジタル
車いすから降り自力でタラップ上る バニラ・エアが謝罪 | NHKニュース

 バリアフリー研究所代表の木島英登さんが、奄美空港行きのバニラ・エア機に乗ろうとして、「歩けない人は乗れない」と空港スタッフに拒否された件。私は、最初バニラ・エア側に同情的な意見でした。何故なら、たとえ現場判断で補助がいればOKでも、それで木島さんが大けがされたら、結局、航空会社が責任を取らされます。乗客の安全性(ケガをするリスク)と利便性をトレードオフできないからです。バニラ・エアが奄美空港において車いす乗客を乗降させる設備が整備されていないのなら、別の航空会社を利用するという手もあったはずです。故に私は、「今回の件はバニラ・エアが貧乏くじを引いたな」と感じました。あと、ついでに、各航空会社の対応を知るために「わざと」事前連絡をしないという木島さんの態度が気にいりませんでした。

バニラ航空、奄美路線での搭乗拒否「階段昇降のできない人は乗れません」

 その後、木島さんのブログを改めて読み、バニラ・エア側の失態とこれを受けての改善策が即時なされていたことを知って、少なくとも私の中では、(木島さんのゲリラ的なやり方に腹立ってるが)前向きな解決がなされたと思いました。

バニラ・エアが燃えている。しかし、木島さんも燃えている。 | 乙武洋匡

 乙武洋匡の主張をざっくり要約すると、「バニラ・エアの失態は明らかなのに木島さんがクレーマー扱いされるのおかしくない?」ということです。これは確かに納得できるのです。そもそも、バニラ・エアが奄美空港で車いすでの乗降が整備されてないのを理由に飛行機の搭乗を原則として断っていたことが問題の原因なのですから、コレについてクレームを言う正当性はあるのです。
 一方で、では何故航空会社は、車いすでの搭乗に事前連絡が必要で、場合によっては断らなければならないのか? その最も納得のいく理由がコチラのブログに書いてあります。

車いすで飛行機に乗る時は | いすみ鉄道 社長ブログ
バニラエア:車いす利用者搭乗問題(2017/6/28報道) - Togetterまとめ

 そうです。航空会社は、乗客の生命と安全な運行を守る義務があるのです。だからこそ、車いすの乗客に対するキチンとした対応をするために、航空会社は事前に教えてくれと言っているのです。私が、木島さんの立場を理解しつつも、どうしても納得できないのが、「何故木島さんは、航空会社に車いすの乗客をスムースに搭乗、乗降できる手段があるにもかかわらず、それを行使しないのか?」ということです。航空会社に事前連絡しなくても当たり前に車いすで搭乗出来るようになって欲しいと思うのは、私も同じだし、そういったバリアフリーな環境整備が進んで欲しいと思います。しかし、その為に手順を省いて航空会社に対して我を押し通すというやり方に違和感を覚えるのです。逆に、こういったゲリラ的なやり方を行わなければ環境が変わらない悲しさも感じます。
 そして、私が一番恐れているのは、このような木島流のやり方を他の乗客がマネしてしまうことです。そんなことが同時多発的におきたらどうなるか? 木島さんは、車いすでの旅慣れしているのでトラブルシューティングが出来ています。でも、多くの人はそうではありません。ただ、ごねられて。離発着が遅れるトラブルを誘発するだけです。少なくとも私は、航空会社が車いすでの乗り入れに事前連絡なくても出来ることの公式アナウンスがされない限り、航空会社が定めた手順に従うべきだと思います。木島さんが特別だとは思いませんが、かなりイレギュラーであることは、認識した方がよいです。繰り返しますが、〈車いすでも事前連絡なく搭乗する主義〉の木島さんのマネを他の皆さんはしないでください。

追記
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