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1月に観に行った映画感想まとめ【2020】

「ロング・ショット」
男性版のシンデレラストーリーというちょっと今までにないラブコメで、年明け一発目に非常にハッピーで笑える映画を見た。しがない地方紙のジャーナリスト(を失業)のフレッドと次期大統領候補と目される国務長官のシャーロットの身分差恋愛。日本で言うところの中学生の初恋から長い時を経て、再び出会ったフレッドとシャーロットが、ありのままの自分を好きでいることの大切さを教えてくれる。

「フォードvsフェラーリ」
男の野望と陰謀渦巻く1966年のル・マン。だがデイトナ、ル・マンのレースシーンは、自分が見たコレまでのレースもの映画を軽く凌駕する迫力で、これは車好き男の子のロマンの塊みたいな映画だ。ル・マンを連覇してるフェラーリに勝てるマシンを作る。ドライバーしか判らない微かな車の感覚をエンジニア(メカニック)に伝える。その声に応えてマシンをアップデートしていく。最強のマシン作りは、ドライバーとエンジニアの共同作業だ。マイルズに対する絶対的な信頼。それを知っているからこそ、シェルビーは、フォードの一部の連中に憤りを覚える。生意気なマイルズが気に入らないフォード上層部は、フェラーリからの勝利と同じくらい面子を大事にする。この副社長無能かよ。と思いつつ、ル・マンで起こったあるチームオーダーには、もうね……。今も昔も、この手の問題はあるんだと痛感させられた。あと、検索して始めて気づいたが、クリスチャン・ベールと実在のケン・マイルズが似すぎで、彼の役作りのすごさを改めて見た。

「ジョジョ・ラビット」
気弱な少年ジョジョの小さな勇気と切ない恋が、第二次大戦末期のドイツを細やかに照らし出す。イマジナリーフレンドがヒトラーなのも面白いし、母親のロージーがナチス信者のジョジョに大人を教え説くシーンも、息子には見せない本当の自分を思うと複雑に感じる。あとおねショタ。ジョジョが、自分の家に匿うユダヤ人の少女エルサとの恋とナショナリズムの狭間に揺れ動く。悲しい真実と辛い現実、戦場と化した町が、奇しくも少年を、自分で考え行動する大人へと一歩踏み出させた。エルサに対するジョジョの健気さが愛おしく、この感情、まさしく愛、とうっすら思い始めてからのラストに胸を熱くする。

「劇場版 ハイスクール・フリート」
TV版とは打って変わって、もかちゃんこと知名もえかが大活躍。というか、もかちゃん、マジ有能だったんだ……。某知波単と違って晴風は、「やはりここは突撃しかあるまい」と言わんばかり作戦をぶち込むし(まあ、これはいつものことと言える)。それを支援するもえかに正妻の貫禄。そして、もう一人のヒロイン、宗谷ましろ。母と姉たちに続き、未来のブルーマーメイドを背負って立つサラブレッドである。彼女が次期艦長として晴風で、そのゆかいな仲間たちから何を学んだか。彼女の成長に注目して貰いたい。艦隊戦は、今回の相手が演習やウイルス感染者ではなく海賊を相手の実戦である故に、ブルーマーメイド本来のお仕事を見せるため、ややリアリティ重視に。“やや”なのは、先行隊が「メタルギアソリッド」めいた潜入作成で人質を救出するも、後続の宗谷真冬(ましろの姉、次女)が、ダイナミック突入を敢行し、暴走するから。そういった外連味も、また面白いのだけど。「メタルギアソリッド」と「エースコンバット」を「World of Warships」で割った面白さを堪能した。今の晴風はすごいぞ。最高だ。

「CATS」
日本でおなじみ劇団四季の「CATS」とは全く違う別の何かを見ているという感覚になるほど圧倒的没入感のミュージカル映画だった。登場“猫”たちの造型について、ネット上において色々言われている(主に否で)が、個人的には全く気にならなかった。ただ、コレについて賛否が両極端になるであろうことは、ハッキリと感じた。役者が猫の衣装を着ているだけの舞台版と違って、映画版は本気で人猫(ウェアキャット)を作っていて、CGで作り込まれたほぼ猫の造型と猫の演技を身につけるための“キャット・スクール”で身につけた演技に裏付けされた完成度が、いわゆる“不気味の谷”に片足を突っこんでしまったのだ。そして、エロい。手塚治虫御大の描くケモナー的な意味で。あれほど猫そのもの艶めかしさを人間で表現されたら、そらもうエロスを感じざるを得ない。なんで映画版「CATS」エロいんだろうとちょっと考えていたら、そうか猫だから人の姿をしても基本的に全裸なんだ、という結論に達した。あと最初は絶対に字幕版で見た方がよい。できるだけ音響のよい映画館で。そう、例えばシネマシティの極上音響上映のような。

「リチャード・ジュエル」
FBIとマスゴミのクソっぷりを堪能しつつ、爆破事件の第一発見者であり第一容疑者にされたリチャード・ジュエルと口が悪い弁護士ワトソンとの友情が熱い。リチャードは、あまりにも真面目で、職務に忠実で、純朴なおじさんであるが故に、無実の罪で追い詰められる姿は、本当に心が痛くなる。ありもしない証拠をでっち上げようとするFBIと戦うことを決めたリチャードの勇気。そうなるようにけしかけ、如何にFBIと戦うかを伝授したワトソンの男気のかっこよさ。というか、ワトソン役のサム・ロックウェルに惚れ直しそう。

「バッドボーイズ フォー・ライフ」
マーカスに孫ができて子煩悩丸出しになってもマイクと組んでる(組まされてる)以上、バッドボーイズは人生なんだ。よもやハリウッドでハイテク捜査班vs昭和のあぶない刑事(デカ)みたいな構図を見るとは思わなかった。爆破の規模は小さくなったけど、ガンアクションとカーチェイスには、マイケル・ベイ監督にはない見ごたえとリスペクトを感じる。あとアルマンド役のジェイコブ・スキピオのアクションがキレッキレでいい。そして、シリーズを見続けた人なら、あの衝撃シーンに泣けてくるし、何よりファミリィ映画だった。
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プロフィール

藤堂志摩子

Author:藤堂志摩子
初めまして。私は、仮想世界の女子校に通う“エターナルセブンティーン”藤堂志摩子といいます。乃梨子の「阪神タイガースを生暖かい目で見守る志摩子さまが好きだ!」という微妙なリクエストで生まれた新しい形のバーチャルネット白薔薇さまです。どうかよろしくお願いします。
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